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最新メソッド

メソッドの進化

ハング・ロブ30数年前、教員と一緒に飛ぶタンデム教習は当時のリスキーな斜面講習時代から大きな変革もたらし、トレーニング中の怪我を無くし短期間での高高度単独飛行を可能にしました。スポーツオーパカイト(現在はBIRDNEST)では、タンデムという当時最新のメソッドを日本に初めて導入し、多くのフライヤーを生み出しました。

ハンググライダートーイング
一方、鳥取砂丘で坂本三津也氏(京都エアースポーツ)が発展させてきた種々の風を利用したレッスンは旧時代の斜面講習とは異質なメソッドで、効果的にグライダーコントロール(パラではキャノピーコントロール)をレッスン生の感覚に染み込ませるものです。そして近年導入されたスクータートーイングは、その砂丘メソッドを平地でも可能にする手段です。

バードネストの現在のシステムは砂丘メソッドとフィジカルメソッドをベースに、各種のトレーニングを進化しながら組み合わせたものです。
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フィジカルトレーニング

パラグライダーとハングライダーは、航空スポーツであると同時にテニスや野球といったフィジカルスポーツの要素が強いという認識が必要です。基礎課程では、航空用語は使わず、見てイメージする事から始めます。そしてフォームとグリップや体の使い方から指導していきます。

★ フォームとグリップ ★
例1:パラグライダーもハングライダーも離陸時において走り始める時の前傾フォームは同じで、形から入っていきます。
例2:パラグライダーもハングライダーもグリップは握らないようにします。
初日のレッスンから、あらゆるステップにおいてフォームとグリップの正しい形から入っていきます。
グラハン グラハン2 グラハン3

(画像:左)初日のレッスン。
離陸直後の例として、正しいグリップの持ち方(画像:中)と、よく見る悪いグリップの持ち方(画像:右)。

 

例3:グリップでは手の平の向きが重要です。もし離陸直後に“押すな、引け”とか、もっとひどくは“スピードをキープ”とか指示したとします。練習生が指示どおりに出来るでしょうか。これがフィジカルメソッドの一例です。強く握らないことでバープレッシャーを感じられる事が、その後のスキルアップの秘訣として活きていきます。

パラグリップ3 パラグリップ2 パラグリップ4 パラグリップ1

パラグラハン

 

 

 

 

 
グリップのバリエーション。それぞれにメリットとデメリットがあります。
メリットとデメリットはグランドスクールにて詳しく学べます。
パラグライダーのグリップも基本は強く握らずにラインプレッシャーを感じられる事です。

 

少人数制とマンツーマンレッスン

基礎課程のレッスンは少人数制で指導します。特に大事な最初の数日間はマンツーマンで、フィジカルメソッドをベースにグランドハンドリングを徹底します。これは後の全てのフライト形態において活きてくる秘訣となっていきます。

グラハン1 グラハン2 グラハン3